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梅雨明け直後の避難所生活、危険な熱中症…水分だけでなく塩分も補給を

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梅雨明け直後の避難所生活、危険な熱中症…水分だけでなく塩分も補給を
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電気工事のため扇風機が止まり、うちわで暑さをしのぐ人たち(10日午後6時28分、岡山県倉敷市真備町の市立岡田小で)=泉祥平撮影

 本格的な夏を迎える中で避難所生活の長期化が確実となり、被災者が熱中症などで体調を崩すケースが懸念される。

 熱中症は、高温多湿の室内などで汗とともに水分と塩分が失われ、体温調節ができなくなる病気。次第に意識がもうろうとし、汗が出ず水分も取れない状態になる。

 予防には水分と塩分の補給が必要だが、カフェインを含む緑茶は利尿作用があるため麦茶や水の方がよく、せんべいなどを一緒に食べれば塩分も補える。首に水でぬらしたタオルを巻いたり、拭いたりして体温を下げることも大切だ。

 日本医科大の横田裕行教授(救急医学)は「梅雨明け直後は、高温で湿度も高く、熱が体内にこもりやすくなる。体も暑さに慣れておらず、熱中症の危険性は真夏の8月より高いとされる」と指摘する。

 避難所での雑魚寝や車中泊は、足の静脈にできた血栓(血の塊)が肺などの血管を詰まらせる「エコノミークラス症候群」(肺 塞栓そくせん 症)の危険性も高める。

 狭い場所で足を動かさずに同じ姿勢を6時間以上続けると血栓ができやすくなるとされ、避難所・避難生活学会代表理事の 榛沢はんざわ 和彦・新潟大特任教授(心臓血管外科)は「歩いたり、足をもんだりすることが予防に有効だ」と話す。

 足の腫れや痛み、突然の呼吸困難、胸痛などは重症化の兆候なので要注意だ。

 避難所生活では、食中毒や感染症のリスクもある。食中毒を防ぐため、炊き出しでおにぎりを作る際は、手洗いを徹底し、使い捨ての手袋やラップを使うことが望ましい。

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