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熱海の教育施設、聴覚障害者100人の宿泊断る

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 静岡県熱海市の青少年教育宿泊施設「姫の沢自然の家」が今年1月、県聴覚障害者協会から約100人の団体宿泊が可能かどうか問い合わせを受けた際、「安全を確保できない」として断っていたことが、協会などへの取材でわかった。2016年施行の障害者差別解消法は、障害を理由にした差別を禁止。障害に応じた合理的配慮を行うよう求めており、施設を保有する市教委は「施設のスタッフが法律を知らなかった。断ってはならなかった」として協会に謝罪した。

 協会によると、加盟する全日本ろうあ連盟の青年部が7月に合宿研修を計画。協会が施設に問い合わせ、利用者が聴覚障害者だけだと伝えると「対応できない」と断られた。研修は別の民間宿泊施設で行われることになったが、協会は「門前払いせず、『必要な支援は何か』と聞くなど、歩み寄る姿勢を見せてほしかった」としている。

 自然の家は、指定管理者の市振興公社が運営している。佐藤康弘所長は「施設が古く、災害時などの誘導が難しいのではと懸念してのことで、差別する意図はなかった」と釈明した。

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