40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる
医療・健康・介護のコラム
「えっ、100万円!?」 要介護の親を地方から「呼び寄せ」すると、いくらかかる?
十数年来の友人(男性)と雑談していた時のことです。
「母を故郷の福岡から東京に連れてくるのに、100万円はかからなかったけど」と言うので、「え? 100万円!? 桁が違うのでは?」と、思わず聞き返してしまいました。あらためて、「何で、そんなにかかったの?」と、聞き取り調査をした結果、「確かに、お金かかる!」と思ったので、今回はそのことについて書いてみます。

新幹線の多目的室は、普通車指定席の料金で利用可能
友人は、一人っ子。呼び寄せをしたお母様は、お父様を看取った後、北九州市で一人暮らしをされていたそうです。体調を崩して介護が必要になり、一度は入院しましたが、病院から退院を求められたため、友人が住む東京近郊の老人施設に入居することになりました。状態は寝たきりに近く、移動は車いすです。
車いすを使っての長距離移動は、どんな感じなのでしょうか? 実際に、調べてみました。まず、JR東海のホームページにある東海道新幹線の「車いすをご使用のお客様のお申し込み電話番号」に電話をします。窓口の方によれば、日常的に車いすを使う必要がある方であれば、多目的室(通称:個室)を利用することができるそうです。
多目的室の利用料金は、普通車の座席指定料金と同じです。多目的室は11号車に一つだけあり、定員は2人。事前予約が必要で、1か月前の同日午前10時から予約が開始されます。
「切符は、予約の電話をした駅で購入してください」と、言われました。たとえば、上記の「お申し込み電話番号」一覧に記載されている東京駅の窓口なら、北九州市の小倉と東京の往復のチケットを購入できますが、「新幹線の駅ではない普通のJR窓口では予約ができないので、チケットは購入できません」との説明でした。
「改札から乗車口の間は、駅係員が付き添いをします」とのこと。「車いすでの移動は大変だな」と、あらためて思いました。
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素敵な記事でした
レフティ
「死に金」と「生きた金」という表現があります。 子供に遺産を残すために、遺産相続で「国家に税金を納めない」ために、 汲々と考える人がいます。 こ...
「死に金」と「生きた金」という表現があります。
子供に遺産を残すために、遺産相続で「国家に税金を納めない」ために、
汲々と考える人がいます。
このような考え方は、女性に多いような気がいたします。
お金は「生きている間に使いましょう」。これは私の考えです。
ですから、子供に対して「生き金」があれば、さっさと上げたいものです。
子供が米欧に留学したいためお金が欲しい。
大変有意義な金の使い方ですよね。
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