医療大全
医療大全
のど・口から来る病(2)扁桃摘出し関節痛解消
「病気の原因は思わぬ所に隠れているんですね」。関節炎で一時は歩けなくなるほど苦しんだ埼玉県越谷市のB子さん(54)は、痛みから解放された今も不思議な思いでいる。効果があったのは、意外にも 扁桃 を摘出する治療だった。
B子さんが異常を感じ始めたのは約10年前。まずかかとが刺すように痛んだ。すぐに治まるので放置していたが、痛みは肩や肘、膝などにも広がり、強さも増していった。
地元の整形外科にかかると、関節炎と診断された。炎症を抑える注射で痛みは一時的に消えるものの、また痛み出すという繰り返しだった。寝汗がひどくなり、微熱や体のだるさも現れた。
それが1年ほど続いたある日、39度近い高熱が出て右脚全体の腫れと腰痛で動けなくなった。近くの病院に緊急入院し、感染性の関節炎と診断された。
抗菌薬の点滴を受けたが、痛みが続いていることを訴えても、担当の医師は「効いているはず」ととりあってくれない。しかし、熱が下がらないのを疑問に思った別の医師がステロイド剤を点滴してみたところ、劇的に効いた。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
読売新聞販売店から届いた招待状をご用意ください。
一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。
【関連記事】