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Q 認知症かも…と思ったら?

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Q 認知症かも…と思ったら?

A 早めの診断 適切なケア

 「最近、物忘れが気になるようになった」――。家族や自分自身が、「認知症かも」と思ったら、どうすればよいのでしょうか。「年だから仕方ない」と放っておかず、早めに医師に相談し、適切なケア、支援を受けることが大切です。

  ■できないことが急増したら

 認知症の人の診療にあたる東京慈恵会医科大の繁田雅弘教授は、「老化と違い、認知症の場合は、物忘れやできなくなることが2~3年前と比べて明らかに増えることが多い」と指摘します。具体的には、食べたばかりの物をすぐに思い出せなくなる、家事や仕事の段取りが苦手になるなどの急な変化です。夕飯を食べたこと自体を忘れ、家族から「さっき食べたでしょう」と言われても思い出せないなど、出来事の全てを忘れるようであれば、認知症が進行している可能性があります。

  ■専門医にかかり診断

 不安を感じたら、まずは信頼できるかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらいましょう。かかりつけ医がいなければ、各地の認知症疾患医療センターや地元の地域包括支援センターに問い合わせれば、専門医を教えてもらえます。「物忘れ外来」がある病院もあります。各地で定期的に開かれ、当事者や家族らが参加する「認知症カフェ」で、評判の良い医療機関を聞くのも良いでしょう。

 診断は、本人や家族への問診、簡単なテスト、場合によっては脳の画像検査などを含めて行われます。認知症は、最も人数が多いアルツハイマー型のほか、幻視が特徴のレビー小体型などがあり、種類によって適切なケアが異なり、進行を遅らせる薬もあります。脳に髄液がたまる「正常圧水頭症」など、手術で治るかもしれないものもあります。

  ■支援を受ける方法も

 治療だけでなく、適切な支援を受けることも大切です。本人や家族のストレスを減らすことにもつながります。介護保険の利用を自治体に申請し、介護が必要と認定されれば訪問介護などが使えます。症状が進行する前に、今後、どのような医療、介護を受けたいか、財産管理をどうするかなど、家族で話し合いましょう。

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