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ゲーム依存、脳機能が低下し感情コントロール困難に…「リア充」で予防を

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ゲーム依存、脳機能が低下し感情コントロール困難に…「リア充」で予防を

 ゲームなどをやり過ぎて、生活に悪影響が出ている人は「ゲーム障害」(ゲーム依存症)という病気――。世界保健機関(WHO)は、ゲーム依存症を精神疾患の一つと位置づけました。どんな病気なのでしょうか。

こんな場合は…依存症と診断か

 長時間ゲームをする人が全て病気というわけではありません。〈1〉ゲームの時間や頻度を管理できない〈2〉生活でゲームを最優先にしてしまう〈3〉こうした行動が長く続いている――という人は、ゲーム依存症と診断される可能性があります。

 朝までゲームに夢中で学校に行けなくなり、家族が取り上げようとすると暴れるのは代表的な例です。

 依存が長く続くと脳の機能が低下し、感情がコントロールできなくなります。動かないため、骨がもろくなる人もいます。最近の厚生労働省の調査では、ネット依存が疑われる中高生は推定で52万人。多くはゲーム依存とみられます。

手軽なスマホが入り口

 7年前にネット外来を開設した国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県)によると、以前のゲーム依存はパソコンやゲーム機でしたが、今はスマートフォンが半分近くを占めます。

 スマホは移動中や学校の休憩時間にも遊べます。時間やお金をかけるほど有利になり、ゲーム中の仲間と協力するうち、家庭や学校よりゲーム内の人間関係を優先させるようになります。スマホの手軽さやネットゲームの仕掛けが、依存性を高めているのです。

「いずれ飽きる」と様子を見ていると悪化

 多くの場合、ゲーム依存は本人ではなく家族や友人が気づきますが「いずれ飽きる」と様子を見ていると悪化します。異変に気づいたら「やり過ぎじゃない?」「勉強どうするの?」と声をかけることが大切です。

 家族でスマホを使わない時間を作り、部活や習い事などで日常生活を充実させることも予防になります。

10代が3分の2占める

 国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長の話「依存症は、飲酒やギャンブルなど大人の病気だと思われがちですが、ネット外来の初診患者は昨年、10代が3分の2を占め、9歳以下の子供も2人いました。心も体も成長中の子どもの方がかかりやすく、治療が難しいと感じます」

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