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群大病院・遺族参加委が初会合…会議や議事録の公開要望

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群大病院・遺族参加委が初会合…会議や議事録の公開要望

初会合であいさつする田村病院長(右)。木村さん(左)ら遺族も参加した(22日午後、前橋市で)

 同じ医師の手術で患者の死亡が相次いだ群馬大学病院(前橋市)は22日、遺族が加わって医療安全を推進する「患者参加型医療推進委員会」の初会合を開いた。遺族会代表の2人が委員に就任し、会議の一般公開や議事録の公表など5項目を求める要望書を提出した。病院側は実現に前向きな姿勢を示した。

 非公開で行われた初会合には、遺族として木村豊さん(49)と、小野里和孝さん(38)が出席。これまで実施された医療安全の取り組みに関する報告の後、委員会のあり方について話し合った。

 遺族側は、委員会について、〈1〉会議の一般公開〈2〉議事録全文をホームページなどに公開し、委員全員が削除に同意するまで掲載を継続〈3〉委員会の権限強化〈4〉年4回以上の開催〈5〉患者・遺族が2人以上参加することの明文化――を要望。委員会後は、手術死問題の遺族として初めて学内で講演し、病院の幹部職員120人に向け、手術で家族を亡くした思いや、病院側に期待することなどを語った。

 終了後、記者会見した小野里さんは「病院の前向きな姿勢は評価したい」と述べた上で、一連の事態では病院の閉鎖性が問題になった点を挙げ、「閉鎖的な体質からの脱却のためにも会議の公開が必要」と要望事項の実現を求めた。木村さんは「地域の人が安心してかかれる病院になってほしい」と期待感を示した。

 続く病院側の記者会見で、田村 遵一じゅんいち 病院長は「近日中に要望に沿った形にしたい。全部その通りだと思う」と実現への意欲を語った。

 同病院は、肝臓の 腹腔ふくくう 鏡手術を受けた患者8人の死亡が続発し、開腹手術でも死亡が相次いでいたことが2014年に発覚した。

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