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医療ルネサンス

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【子どもを守る】発達障害(1)早期発見 特徴に向き合う

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 「早いうちから、子どもとの向き合い方を学べたことは大きかった」

 東京都町田市の女性(41)は、2人の息子を幼い頃から多摩市の「島田療育センター」に通わせてきた。

 センターは小児科、児童精神科などの診療所を併設し、発達障害の子どもの早期療育や継続的な支援に以前から取り組んでいる。発達に不安がある子ども向けに、年齢や発達に合わせた集団でのプログラムを2歳頃から実施している。

 小学5年の長男(10)は注意欠陥・多動性障害(ADHD)と自閉スペクトラム症、小学3年の次男(8)はADHDと診断されている。ADHDは落ち着きがなく、衝動的に行動しがち。自閉スペクトラム症は人とのコミュニケーションが難しく、こだわりを持つ人が多い。確かに長男はルールにこだわる。

 反対に次男はルールを守るのが苦手。集団プログラムに参加した時、スタッフの話を聞く場面で立ち上がって勝手に動き始めた。母親が、次男の通う保育園にそのことを伝えると、保育士がより注意して見てくれるようになった。

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