一過性脳虚血発作(TIA)
シリーズ
脳卒中最新事情(5)前触れを見逃さない
運転する車のハンドルから右腕が滑り落ちた。元に戻そうとしても、力が入らない。ちょうど自宅近くの交差点にさしかかったところだった。福岡市の若狭信之さん(80)は、左腕だけで何とか曲がりきり、危うく難を逃れた。昨年6月のことだ。
「しばらくすれば良くなるだろう」と思い、自宅で昼食を取った。しかし、箸がうまく持てなかった。
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