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五味院長の「スッキリ!体臭で悩まなくなる話」

コラム

臭う汗と臭わない汗(2)夏は室内外の温度差でクサくなる 爽やかな汗をかく生活法とは?

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エアコンによる温度差は大敵 汗腺も慣らし運転を

 夏は、室内と戸外を出入りする時にも注意が必要です。エアコンの利いた部屋から、急に暑い戸外に出た時、最初は一向に汗をかかないのに、そのうち急に臭い汗がどっと大量に出てきた経験があるでしょう。また、暑い戸外から冷房の利いた部屋に入ったとき、皮膚は涼しくなったのに頭はいつまでもボーとしている経験はないでしょうか?

 このような急激な気温の変化は、汗腺を疲労させる原因となります。われわれの汗腺が短時間にこのような「暑い」「寒い」の繰り返しを強いられるのは、エアコンが普及したこの20年余りのことです。人間の汗腺は、そのような急激な温度の変化に、まだうまく対応できません。「汗腺疲労」を起こして夏ばての原因にもなります。

 汗腺にも慣らし運転が必要です。部屋を出る時は、5分くらい前からエアコンを止めてください。そして、玄関や踊り場で2、3分、汗腺を外気の暑さに慣らしてから戸外に出ます。逆に冷房の部屋に入ったら、軽く上着をはおり、エアコンの冷気を直接受けないようにしてください。

汗は湿ったタオルでそっと拭く

 汗の拭き方にも工夫が必要です。汗が出るたびに皮膚を完全に乾燥させる人がいますが、それでは蒸発する汗がないので体温は平熱に戻りません。後から後から汗が出てきます。

 汗は、蒸発する部分がしっとりと残るように軽く拭くようにしてください。流れる大粒のムダ汗は乾いたタオルで取り、残りは湿ったタオルでそっと拭くと、体温を下げることができるだけでなく、ニオイをつくる雑菌やニオイ分子も除かれます。

 それでは次回、臭わない良い汗をかくため、積極的に汗腺を鍛える「汗腺トレーニング」の方法を具体的に説明しましょう。(五味常明 五味クリニック院長)

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五味常明(ごみ・つねあき)

1949年、長野県生まれ。一橋大学商学部、昭和大学医学部卒。昭和大で形成外科、多摩病院で精神科に携わった後、体臭・多汗研究所を設立。現在は、 五味クリニック 院長として、東京と大阪で診療する傍ら、流通経済大スポーツ健康科学部の客員教授も務めている。

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