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脳梗塞

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脳卒中 最新事情(3)5センチ血栓回収 後遺症なし

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脳卒中 最新事情(3)5センチ血栓回収 後遺症なし

自分の脳の血管を映した画像を見つめる菅野さん(左)と、脳梗塞の説明をする主治医の吉村さん(兵庫県西宮市の兵庫医科大病院で)

 声を出そうにも、うまく言葉にならない。左の手足も動かない。兵庫県尼崎市の菅野貞司さん(76)は5月11日、自宅の居間で横たわっていた。洗濯から戻った妻のナミ子さん(74)は、口の端からよだれを流している姿を見て、「6年前に脳 梗塞こうそく で倒れた時と同じだ」と思った。近くに住む長男(44)に電話し、救急車を呼んだ。

 発症から30分後、同県西宮市の兵庫医科大病院に到着。画像検査などの結果、心臓付近にできた血の塊(血栓)が移動し、脳の太い血管が詰まる心原性脳塞栓症と診断された。脳全体に血液が行き渡らず、広い範囲で細胞が 壊死えし すると、一命をとりとめても重いまひが残り、寝たきりで要介護になることが多い病気だ。

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