40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる
医療・健康・介護のコラム
最新がん治療の「裏側」を見てきました(後編)――公的保険外なら300万円! 先進医療の費用に備えるには
交通費や宿泊費をカバーする商品も
新たに医療保険に加入する場合は、どんな商品を検討すればいいのでしょう?
畠中さんがまず挙げたのは、チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」。この商品は「抗がん剤・ホルモン剤、および放射線治療の費用の保障」が主契約で、これに先進医療特約をつけることができます。別の保険に加入していてすでに入院保障がある場合は、主契約と先進医療特約だけにしておけば、保険料を抑えることができます。40歳の女性であれば、先進医療特約つきで月額保険料は1,759円です。(※1)。
次に「入院関係のお金が心配なら」と挙げたのは、三井住友海上あいおい生命の「&LIFE 新医療保険A(エース)プレミア」。入院や手術保障に加え、先進医療特約に加入すると、先進医療の治療費だけでなく、医療機関までの交通費や宿泊費(1泊1万円が上限)もカバーしてくれます。
この保険なら、東京在住の私が鹿児島県で治療したいと思った時でも、交通費や宿泊費の心配がなく治療に専念できます。メディポリス国際陽子線治療センターが併設されている「指宿ベイヒルズHOTEL&SPA」は純然たるリゾートホテル。入院保障では、リスクヘッジできません。先進医療の一時金が出る保険のなかでも、治療施設までの交通費や宿泊費を保障してくれるという保険は、今のところこの商品だけ。こちらは40歳の女性であれば、先進医療特約つきで月額保険料は1,693円です(※2)。
※1 保障内容
- ■基準給付:
- 保険診療の場合=月額20万円、自由診療の場合=月額40万円
- ■保険期間・保険料払込期間:
- 終身
- ■申し込み可能年齢:
- 満6歳~満80歳
※2 保障内容
- ■入院給付金
- 日額3,000円、手術給付金(入院中の手術1回につき3万円)
- ■ガンと診断確定されたとき:
- 一時金30万円
- ■保険期間・保険料払込期間:
- 終身
- ■申し込み可能年齢:
- 満0歳~満85歳
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