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めでぃかる英会話

 このコラムでは、日本語をクリックすると英語の文章が読めるクイズ形式で、医療と健康に関するやりとりを紹介します。英語は、15歳のアメリカ人が話すレベルです。

医療・健康・介護のコラム

めでぃかる英会話(15)「悪いものを食べたみたいです」

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「悪いものを食べたみたいです」

 週末の好天とは打って変わって、月曜の朝はしょぼしょぼと雨が降っています。

 「木の緑が水を含んでしっとり見えるのも悪くないわね」。ヨミドク診療所の看護師・那須さんが窓の外の街路樹に目をやっていると、女の子が両親と思われる男女と一緒に入ってきました。

 「娘が悪いものを食べたみたいで……」

 お父さんによると、女の子の名前はエミリー。5歳で、今月初めにカナダから来たばかりだそうです。

那須 「確かに顔色が悪いですね。どうなさいましたか?」

エミリーのお父さん 「昨日、河原へバーベキューをしに家族で出かけたのですが、帰りの車の中で急に吐きました。昨夜からは、『おなかが痛い』と言っていて、下痢も続いています」

那須 「どんなものを召し上がりましたか?」

エミリーのお母さん 「肉を焼いたり、サラダを作ったりしました」

那須 「家族の方も同じものを?」

エミリーのお母さん 「はい、同じものです。ただ、エミリーは肉よりも野菜を、12歳の息子はもっぱら肉を食べていました」

那須 「肉はよく焼きましたか? 生の時には野菜と離してありましたか?」

エミリーのお父さん 「よく焼いたつもりです。ナイフとまな板を1組しか持ってこなかったので、野菜にも同じものを使いました。でも、使う前に拭いていました」

那須 「ほかの皆さんは、何ともないのですか?」

エミリーのお父さん 「昨日は暑かったので、皆、疲れはしましたが、具合が悪くなったのは娘だけです」

那須 「お嬢さんの吐いたものや便に血は混じっていませんでしたか?」

エミリーのお母さん 「それはありませんでした」

那須(エミリーに) 「おなかはすきましたか?」

エミリー 「ううん。今は何もほしくないです」

 那須さんは、調理が高温の戸外で行われたことや、ナイフの使い回しがあったことで食中毒(food poisoning)を起こした可能性があると判断して、医師に報告しました。

 他には、こんな言い方もあります。

 食中毒: foodborne illness
 下痢: diarrhea

(イラスト:西島秀慎)

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めでぃかる英会話

 「めでぃかる英会話」では、日本語の文章をクリックすると英語の文章が見られるクイズ形式で、医療と健康に関するやりとりを紹介します。

制作:ヨミドクター(堀川真理子)
監修:岡田唯男 鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 院長
協力:東京都看護協会ジャパン・ニューズ

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1件 のコメント

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外国人との診療会話の構造問題と解決策

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

以前のアルバイト先が、外国人の居住している地区だったので、多少は診療しました。 ただ、僕の英語力の限界だけでなく、相手の英語の習熟度もまちまちな...

以前のアルバイト先が、外国人の居住している地区だったので、多少は診療しました。
ただ、僕の英語力の限界だけでなく、相手の英語の習熟度もまちまちなら、医学に対する基礎知識の習熟度もまちまちなので、なかなかに考えさせられた記憶があります。
これは日本人同士の会話でも同じで、意識の差や言葉の差を考えながら、現実的な説明と遂行のフェーズをイメージする必要があります。

同じ人間と言っても、食生活も違いますし、言い換えれば、腸内細菌なんかも違うでしょうから、同じ症状でも処方する薬は工夫しないといけないでしょう。
相手が短期滞在か否かでもやり方は変わります。
とか偉そうに書いていますけど、そこまで英会話が上手ではないですから、聴き直しや言い直しも大事になります。

オリンピックに向けて、典型的なフレーズに関しては、定型文なんかも推進が進むでしょうか?
実は画像診断がキーになるのではないかと考えています。
言葉は違えど、疾患の画像はほぼ共通ですから、診断を絞り込んだうえで、各国語のテンプレートや各国のテレビ電話を使うことは有用でしょう。
医療通訳も期待はされていますが、コンピュータソフトの発展も含めて、様々な国際医療の形が考えられます。
また、実際問題、英語が苦手な外国人は山ほどいるわけで、そういう人にどういう医療を提供できるか、考えると面白いですね。
スペイン語やドイツ語もある程度覚えたら、有名スポーツ選手の医療通訳とかなれるでしょうか?
彼らの家族の緊急対応なんかも大事なことですから。

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