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子どもの健康を考える「子なび」

医療・健康・介護のコラム

不慮の事故(3)ベッドのすき間 窒息危険

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  不慮の事故では、小児科医で緑園こどもクリニック(横浜市)院長の山中龍宏さんに聞きます。(聞き手・萩原隆史)

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不慮の事故(3)ベッドのすき間 窒息危険

 寝ている時にベッドから落ち、痛い思いをした人は結構多いのではないでしょうか。子どもはごろごろとよく寝返りを打つため、なおさら心配ですね。

 ベッドからの転落を防ぐ製品に、ベッドガードがあります。脚部をマットレスの下に差し込んで固定するタイプが主流ですが、思いがけない事故の報告が寄せられています。

 2016年9月、生後6か月の男児をベッドに寝かせた母親は、用事を済ませて約2分後に部屋に戻って驚きました。ベッドガードとマットレスの間に、幅10センチ弱のすき間ができ、男児が横向きにはまり込んでいたのです。

 男児が寝返りをしてベッドガードにもたれかかり、外側にずれたのでしょう。すき間に顔が挟まり、マットレスやタオルケットで口元がふさがれていました。ぐったりと目を閉じ、顔が青くなっていたため、窒息状態だったと考えられます。発見が早かったため、救急搬送先の病院に着いた頃には意識がはっきり戻り、無事帰宅となりました。

 製品には、生後18か月未満には使わないように、という表示がありましたが、どちらかというと、大きい子より小さい子のために使う家庭が多いのではないでしょうか。今回の事故でも、保護者はこの表示に気付いていませんでした。

 単に注意を呼びかけるだけでは、事故はなくなりません。実際、その後も同じ事故が繰り返し起きており、昨年は0歳児が2人亡くなっています。

 窒息事故は、たとえすぐに発見されたとしても、死に至る危険性が高いと言えます。それだけに、18か月未満の使用も想定した安全なベッドガードの開発や、乳児にも使用できると誤解を招くような広告の規制などが一刻も早く求められます。

【略歴】
山中龍宏(やまなか・たつひろ)
 1947年、広島市生まれ。小児科医。東京大医学部卒。子どもの事故防止に取り組むNPO法人「セーフ キッズ ジャパン」(東京)理事長、消費者庁の消費者安全調査委員会専門委員。

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