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コラム

[女優 坂井真紀さん](上)生まれた長女を抱いて感じた「人間の重さ」 私の代わりはいないんだ

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 デビュー以降、数々の個性的な役を演じ、独自の存在感を放ってきた坂井さん。私生活では、小学1年生の長女を育てるワーキングマザーです。結婚、出産、子育てを経験したことで、その人生観は大きく変わったといいます。(聞き手・梅崎正直、撮影・高梨義之)

子育て中心だった4年半

――7月から劇団ナイロン100℃の舞台に出演されます。どのような役柄ですか。

 三宅弘城さんの妻の役です。1993年の設定で、それから話はさらに25年前の学生運動にまで遡っていくようです。演出のKERAさん(ケラリーノ・サンドロヴィッチさん)はお稽古を見ながら脚本を書き進めていかれるので、まだ先のことがわからないのですが、KERAさんからは「嫌な話になる」と言われています。

 時間をかけて舞台を作りあげていく過程が、私は好きです。ちょっとしたことで、お芝居が変化していくライブ感は緊張もしますが、とても楽しいです。

――好きな舞台から、4年半の間、遠ざかっていました。

 2011年に長女が生まれ、しばらくは子育て中心でした。長期の仕事や、地方に行かなければいけない仕事はしませんでした。

好きな仕事を棒に振ったとしても…

――迷いはありませんでしたか。

 初めてわが子の顔を見たとき、実感が湧かず、不思議な気持ちでした。ですが、抱いたときにずっしりとして、「人間の重さだ」と感じました。そして、「私の代わりはいなんだ」と思いました。ですから、たとえ好きな仕事を棒に振ったとしても、一番に考えなければいけない存在だと。子どもは私たちの未来そのものですから。実際、かけがえのない時間でした。

――その娘さんもこの春、小学校へ。

 楽しく通っているようで、安心しています。小学校へ進学し、「小さな体で社会に出たんだな」と感じます。親はそれを見守って、守っていく。

 娘の小学校進学を機に、私も少しずつ本格的に仕事をしていくことになります。少し前に、初めて仕事のことを娘に話しました。母親がテレビに出ていることを知って、ビックリしたみたいです。

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