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コラム

[女優 坂井真紀さん](下)私の一人暮らしに泣きそうだった母 元気でいるのが一番の親孝行

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東京・下町育ちの「しっかり者」

――東京出身ですね。どんな子ども時代でしたか。

 台東区の根岸で育ちました。家にはカギをかけない、近所でしょうゆの貸し借りをしたり、お豆腐屋さんがラッパ鳴らして売りに来たりして、いつも隣の話し声が聞こえる……という絵に描いたような下町の暮らしでした。3人きょうだいの真ん中で、両親に期待された兄と、末っ子らしい妹に挟まれ、私は自由に育ったのだと思います。しっかり者でしたね(笑)。

――芸能界への憧れは?

 とくに関心はなかったのですが、18歳のときに知り合いに声をかけてもらってモデルの仕事をしました。ファストフードのCMに出たり。そうなってくるとうれしいものですよね。

 芸能界に進むことを、両親は反対も賛成もしませんでしたが、心配だったと思います。「やってみるね」と話すと、両親は「うまくいくのは氷山の一角なんだからね」と言いました。「氷山の一角ってどういう意味なんだろう」って、辞書で調べた記憶があります(笑)。

 モデルの収入とアルバイトでお金をためて、短大を出たのを機に一人暮らしを始めました。母が引っ越しを手伝ってくれたのですが、ワンルームの部屋を見て「狭いわね……」と、泣きそうだったのを思い出します。

長女の存在が両親との関係を密にした

――そのご両親は今もご健在ですか。

 はい。2人とも元気です。母には、私が仕事の時に、娘のことをお願いしたりしています。健康面では、今のところ心配はないのですが、同年代の友だちからは、親の病気や介護の話を聞くことが多くなりました。そういう年代になったのですね。

 親孝行って何なのか……と考えますけど、金銭的なことや物質的なことを親は望むのでなく、まず私が人さまに迷惑をかけずに元気でいること。自分に子どもができてからは、とくにそう思います。娘が生まれてからは、以前よりも会う機会が多くなって、親子の関係が密になった気がしています。

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