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いきいき快適生活

介護・シニア

大人用おむつ 自立の助け

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正しくあてて漏れ防ぐ

大人用おむつ 自立の助け

透明なダミーにおむつを装着し、尿漏れを再現する林さん(右)

 大人用おむつは介護が必要な場合のほか、自立した生活をする際にも重宝する。ただ、使用中に尿が漏れたり、どのタイプを選べばよいか分からなかったりと、使い方や選び方で頭を悩ませることも多い。ポイントを理解し、快適に過ごしたい。

 5月中旬、東京都内で「介護者のための 排泄はいせつ ケア講座」が開かれた。講師を務めた「ユニ・チャーム」(東京)排泄ケア研究所の林博美さんは、「おむつからの漏れの多くは、あて方などに気を付ければ防ぐことができます」と説明した。

  ■ギャザーを立てる

 林さんによると、大人用おむつは、排泄物を受け止めて吸収するインナー(パッド)と、インナーを押さえて固定するアウターを組み合わせて使用することが多い。

 太ももを包み込むように配置されて尿の防波堤となるギャザー(ひだ)は、多くの場合、インナーとアウターの両方に付いている。ギャザーを指でしっかりと立てることで、漏れるのを防ぐことができる。

 インナーは尿を何度も吸収するために、スリットと呼ばれる溝があることが多い。この溝を尿の出口にきちんとあてることで、素早く吸収されるようになる。インナーは、尻の割れ目の終わりとインナーの吸収体の端を合わせると適切な位置に固定しやすい。前過ぎず、後ろ過ぎず、尿がよく吸収される。

 インナーを何枚も入れると、アウターと体との間に隙間ができ、尿漏れしやすくなるので避ける。おむつ全体がずれても隙間ができやすいため、アウターがテープで固定する「テープタイプ」の場合、上のテープは腰に引っかけるよう下向きに留め、下のテープは平行に留める。

 林さんは「正しくおむつを使うことで、介護する側もされる側も負担が減ります」と話す。

  ■なるべくパンツタイプ

 大人用おむつのアウターは、テープタイプのほか、下着のように自分ではく「パンツタイプ」がある。おむつメーカーなどでつくる日本衛生材料工業連合会(東京)の高橋紳哉専務理事は「使う人の状態に合わせ、適切なおむつを選ぶことで、生活の質の向上につながります」と話す。

 介護予防の観点から、使う人が自分でおむつを着けられる場合、パンツタイプを選んで、なるべく自分ではくようにする。足腰が弱るなどして自分でおむつを着用するのが難しい場合は、テープタイプを選ぶ。

 インナーは、昼用や夜用などで吸収量が異なるため、はいた時に排出する尿の量を考慮して選ぶ。介護にあたる側の都合も踏まえ、頻繁に交換できない場合には、吸収量が多いインナーを選ぶとよい。

 高橋専務理事は「分からないことは売り場担当者に相談するのはもちろん、ケアマネジャーやメーカーの相談窓口などにも尋ねてください」とアドバイスする。

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