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見えない病気(1)「ヘルプマーク」普及に尽力

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見えない病気(1)「ヘルプマーク」普及に尽力

小崎さんは、かばんにヘルプマークをつけて通勤している(5月8日、名古屋市内で)

 2年ほど前のある日。三重県四日市市の会社経営者・小崎麻莉絵さん(34)が電車の優先席に座っていると、お年寄りに「若いのによう座っとるな」と言われた。自分の病気を説明したが、けげんな顔をされた。

 自分の会社の社員にその出来事を話すと、教えてくれたのが「ヘルプマーク」だった。赤地に白の+とハートが描かれている。内臓疾患や難病の患者、義足や人工関節を使っている人などが周囲から配慮や支援を受けやすいよう、2012年に東京都が作ったもので、小崎さんも利用することにした。

 小崎さんは「骨髄異形成症候群」。血液が正常に造れず、めまいや息切れなどの症状が出るが、見た目だけで分かる病気ではない。

 4年前の8月、31歳の誕生日の前日に診断を受けた。医師に「余命は5年」と告げられ、「すごいプレゼントですね」と泣きながら言った。両親に伝えると、母は「死ぬわけない。大丈夫」と励まし、父は娘が好きな甘い物を食べさせたかったのか、シュークリームを買ってきてくれた。

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