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大人の健康を考える「大人び」

コラム

お肌の悩み(6) しわは消せる?

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  このシリーズでは、近畿大学病院の皮膚科専門医、山本晴代さんに聞きます。(聞き手・佐々木栄)

お肌の悩み(6) しわは消せる?

 今回のコラムでは、小じわ、大じわ、表情じわに対するケアや治療法を紹介します。

 小じわは、加齢や乾燥が主な原因とされます。表皮にできたものなので、しっかり保湿すれば目立たなくなります。潤いを保つには、角質層の間を埋める細胞間脂質の主成分であるセラミドやヒアルロン酸を含むスキンケア用品がお薦めです。レチノール、ナイアシンアミドなど、抗しわ成分を含むものも有効です。

 真皮を構成するコラーゲンに深く刻まれた大じわは紫外線で悪化します。紫外線の一部は肌の奥まで到達し、しわをさらに深くするため、日焼け止めや日傘などで肌を守ることが重要です。

 コラーゲンの再生を促す美容治療も行われています。単一の波長の光を局所的に当てるレーザー治療、広範囲の波長を用いて様々な症状に効果のある光治療、ラジオ波を活用する高周波治療などがあります。

 表情じわは、顔の筋肉の緊張を緩める作用のあるたんぱく質を注入するボトックス注射(ボツリヌス菌注射)で治療します。しわを浅くし、新たな発生を予防する効果があります。

 治療はいずれも保険がききません。複数の方法を組み合わせることもできます。元々の症状や、どのレベルまでの改善を望むのかなど、人によって状況や条件は異なります。納得がいくまで主治医に相談し、治療を受けることが大切です。

【略歴】

山本 晴代(やまもと・はるよ)

2004年、近畿大学医学部卒。PL病院皮膚科医長、近畿大学医学部皮膚科医学部講師を経て、現在は近畿大病院皮膚科で「女性外来」を担当。専門は光老化。分担執筆に「美容皮膚科ガイドブック」(川田暁編著、中外医学社)がある。

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