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脳腫瘍のいま(6)Q&A 10年以上生存のケースも

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脳腫瘍のいま(6)Q&A 10年以上生存のケースも

 脳腫瘍治療の現状などについて、国立がん研究センター中央病院脳脊髄腫瘍科長の成田善孝さん(53)に聞いた。

 ――脳腫瘍といっても、様々な種類がありますね。

 「150種類以上のタイプがあり、脳の細胞などから発生する『原発性脳腫瘍』と、ほかの臓器でできたがんが脳に転移する『転移性脳腫瘍』に分けられます。原発性脳腫瘍は国内で年間2万人程度が発症し、良性と悪性のものがあります」

 ――良性の脳腫瘍とは。

 「腫瘍が脳の外側にできます。脳を包む膜にできる髄膜腫、ホルモンを分泌する下垂体にできる下垂体腺腫などです。ほとんど手術だけで治療できます」

 ――悪性脳腫瘍は。

 「患者が少ない希少がんで、脳自体から発生します。急速に増大し、正常な細胞との境界がはっきりしないなどの特徴があり、再発もしやすい。代表的なのが神経 膠腫こうしゅ (グリオーマ)で、悪性度が最も高いグレード4は 膠芽腫こうがしゅ (グリオブラストーマ)と呼ばれます。放射線治療や抗がん剤による化学療法も必要になります」

 ――治療の現状は。

 「覚醒下手術や術中MRI(磁気共鳴画像装置)など手術法の進歩で、言語や運動の機能を温存しながら腫瘍をできる限り切除できるようになってきています。10年以上、長期生存するケースも出てきています」

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