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大人の健康を考える「大人び」

コラム

お肌の悩み(5) 難敵しわ なぜできる

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  このシリーズでは、近畿大学病院の皮膚科専門医、山本晴代さんに聞きます。(聞き手・佐々木栄)

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お肌の悩み(5) 難敵しわ なぜできる

 年を重ねても張りがあり、つるんとした肌を保ちたい。そう願う女性にとって「しわ」は難敵の一つです。かつて化粧品のCMで流れていた「湯上がり卵肌」という一節は、しわのない透明感のある肌を連想させ、女心をくすぐりました。

 しわは主に「小じわ」「大じわ」「表情じわ」の3種類に分かれます。老化現象とひとくくりにされがちですが、実際にはいろんな要因が複雑に絡み合って生じています。

 「小じわ」は主に目元や目尻に見られる浅くて細かいしわです。肌の表皮(角質層)で起こる乾燥や加齢が原因とされます。目元の皮膚は薄く、皮脂腺が少ないため、乾燥に弱いことも関係しています。

 口まわりのほうれい線など、目立つしわの多くは「大じわ」に分類されます。皮膚がたるんで生じ、真皮まで深く刻まれています。紫外線によるダメージや老化によるコラーゲンの減少、皮下脂肪の増減や顔にかかる重力が原因とされます。

 「表情じわ」は、表情筋という筋肉の収縮や緊張で、眉間や額、目尻や口まわりにできます。本来は一時的なものですが、長年、同じ場所に繰り返してしわを作ることで、将来、深いしわに進行する恐れがあります。

 しわの多くは一度できると消すのは困難ですが、小じわには重点的な保湿ケアで消せるものもあります。次回、対処法を紹介します。

【略歴】

山本 晴代(やまもと・はるよ)

2004年、近畿大学医学部卒。PL病院皮膚科医長、近畿大学医学部皮膚科医学部講師を経て、現在は近畿大病院皮膚科で「女性外来」を担当。専門は光老化。分担執筆に「美容皮膚科ガイドブック」(川田暁編著、中外医学社)がある。

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