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社会防衛意識の欠如

たそがれ権兵衛

ワクチンなどでの予防には2つのタイプがあると思います。
一つはおたふく風邪や子宮頸ガン、日本脳炎のように重篤な後遺症の危険を持つ病気に対して少しの予防措置で回避できる個人を主体にした防衛策。
もう一つは感染力が強くて社会全体で統一した対策が必要な伝染病、麻疹や結核はこれにあたるでしょう。
後者の場合はそれこそ社会が早い段階から漏れなく予防接種を受けなければならないのに、どうも日本は対策導入が遅れたり個人の自由に委ねたりする傾向がないでしょうか。国を越えて人間が頻繁に往来する今日、日本だけが独自のルールでは世界から非難の的にもなりかねません。行政当局はWHOなどが定める世界標準の徹底を図るべきです。

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医師は予防の専門家でないから?!

みんちゅ

公衆衛生の父とされるジョンスノーは1850年代の医師で、コレラ(コッホが病原体であるコレラ菌を発見するのは1890年前後)が水系感染することをデータを持って示し、汚染された井戸の使用を禁止することで、新規患者の発生を防いだ功績が有名です。

ところで、医師は病気の専門家であっても、健康科学・公衆衛生学の専門家ではないことが通例です。特に日本国においては、白衣を着て病院・医療機関で待ち構えており、どこかで発生した病気の患者を「治す」役割のみを求められているような印象を受けます。

唐代の中国には「上医は国を癒す・医す」という言葉があるようですが、新聞に記事を書かせてもらえるような発言力のありそうな大学の先生が「わかっているのに、なぜ、その対策を取れないのでしょうか。ぼくはいつも不思議に思っているのです。」などと、本質的な対策のためにupstreamに働きかけができないのは、「感染症内科」という狭い世界に閉じこもっているからでしょうか。

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