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価格と味が減塩食品普及の課題…ヨミドクター意識調査

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 読売新聞の医療・健康・介護サイト「ヨミドクター」では、同サイトの閲覧者を対象に「減塩に関する意識調査」をこのほど実施した。その結果、減塩食品を使用したことがあると回答した人は8割近くに上ったものの、「価格が高い」「味が薄い」と回答した人が4割前後おり、価格と味が減塩食品の普及の課題になっていることがわかった。

 調査は2018年2月、男女3811人を対象にヨミドクターのサイトで行った。17年4月の調査(対象1910人)に続き2回目。

価格と味が減塩食品普及の課題…ヨミドクター意識調査

減塩食品を使った人は75%

 スーパーやコンビニで加工食品や弁当・惣菜(そうざい)を購入したり、外食したりする場合、何を基準にしているか(複数回答)の質問には、「価格」が最も多い75%(前回75%)。次いで「味」の65%、「栄養のバランス」の46%、「消費期限」の42%など。「塩分控えめ」と回答した人は、前回より12ポイント低い31%にとどまった。

 食事する際、「塩分を気にするか」の質問でも、「ある程度、気にしている」を含めて塩分を意識している人は、前回を8ポイント下回る76%だった。実際に減塩食品を使用したことがある人は75%。

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 減塩食品を使用したことがある人の印象では、「健康に良さそう」がもっとも多い77%だった。しかし、「通常品に比べて価格が高い」が43%、「味が薄い」も35%あり、一般家庭に普及するためには、「価格」や「味」が課題となっていることがわかった。

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利用が少ない「パン類」「生めん類」など

 食品別でみると、減塩食品を利用した人の74%が「しょうゆ・だししょうゆ・ポン酢しょうゆ」を使っていた。次いで「みそ・だし入りみそ」が50%。「即席みそ汁」は36%だった。「パン類」「生めん類」「海藻加工品(昆布、のり等)」「水産練り製品(かまぼこ、さつま揚げ等)」「袋めん」などの加工品は1割以下だった。

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 日本高血圧学会減塩委員会は、おいしい減塩食品の普及を図るため、2013年から減塩食品リストを公表し、17年には毎月17日を「減塩の日」に制定するなど、減塩意識の定着を目指している。今回の調査では、減塩食品リストの存在を「知っている」は13%(前回14%)。「減塩の日」については、「知っている」が5%だった。

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  日本高血圧学会減塩委員会の土橋卓也委員長 「減塩食品を使っている人が8割近くいることは評価できるが、価格が高い、味がうすい、まずいという意識が、減塩食品の普及を妨げている。パンやめん類といった加工食品への減塩意識はまだまだ低い。前回と比べて減塩意識が低くなった部分は、回答数が倍に増えたことで、より実態を表していると思う。減塩委員会では、実際に食しておいしいものを、減塩食品リストに記載し公開している。毎月の減塩の日を含めてもっと周知し、おいしい減塩食品を使ってもらえるように働きかけていきたい」

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