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浴室の転落・転倒に注意…3歳未満、短時間でも危険

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残り湯は排水、やけど防ぐ設備も

 子どもが入浴する際に、やけどや溺死など、大きな事故につながるケースが後を絶たない。家族と入浴していても事故を避けられない恐れもある。どういった点に気を付ければいいのだろうか。

浴室の転落・転倒に注意…3歳未満、短時間でも危険

浴室ドアの高さ約140センチに設けられたチャイルドロック

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給湯ボタンをロックできる水栓もある(東京都新宿区のLIXILショールーム東京で)

 厚生労働省の2016年の人口動態統計によると、1~4歳児が家庭内で不慮の事故で亡くなったのは45人。このうち浴槽などでの溺死は18人と4割を占め、死因では最も多い。

 消費者庁は昨年4月、子どもを対象とした事故防止ハンドブックをまとめた。それによると、3歳未満の子どもは、一緒にいる大人が洗髪をしたり、着替えを取りに脱衣所に出たりして、少し目を離した時に溺れることがあると指摘。少しの間でも目を離さないよう呼びかけている。

 「未就学児、特に3歳未満の子がいる家庭は注意が必要」と話すのは、産業技術総合研究所(東京)首席研究員、西田 佳史よしふみ さん。小さな子どもは想定外の動きをするため、転落や転倒などを完全に察知するのは難しいからだ。「保護者が見守るのにも限度がある。安全な環境を整え、事故を防ぐことが大切」と説明する。

 子どもが入浴する際にはまず、バリアフリー浴槽に注意したい。

 住宅設備メーカー「LIXIL」の鶴田博美さんによると、以前は床に浴槽を平置きする形だったため、床から浴槽のへりまでの高さは、50センチ以上あった。1990年代後半以降、高齢者などに配慮し、浴槽を床より低い空間に組み込んで、浴槽のへりを低くするシステムバスが増えた。これに伴い、床から浴槽のへりまでの高さは35~45センチ程度が主流になったという。

 2~3歳児の重心の高さは平均50センチ程度。低くなった浴槽をのぞき込むなどしてバランスを崩し、転落しやすい。入浴後も、浴槽に残り湯があると溺れかねない。子どものいる家庭では、残り湯は排水しよう。複数の子どもと入浴する時は、年齢が下の子どもを先に浴室から出すよう配慮したい。

 事故を防ぐ設備もある。

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バランスを崩し転落する子どもの様子を再現したCG(産業技術総合研究所が制作)

 東京都新宿区にあるLIXILのショールームでは、子どもの手が届きにくい高さにチャイルドロックを備えた浴室ドアや、熱い湯によるやけどを防ぐシャワーボタンのロック機能などを装備したシステムバスが展示されている。熱を遮断する二重構造で、熱い湯を出している時に金具に触っても、やけどしない水栓金具もある。

 浴室の洗い場の床は、フローリングの床並みに硬いことが多い。産業技術総合研究所の西田さんは、転倒時の衝撃を緩和するため、ウレタンなどのマットを敷くよう勧める。入浴時以外に子どもが浴室に入らないよう、浴室ドアに補助鍵を後付けするのも効果的だという。

 同研究所は、浴槽に浮かぶおもちゃを取ろうとした子どもが誤って転落する場面を再現した動画( https://www.youtube.com/watch?v=KIRbaLj-oIo )を、ユーチューブで公開している。

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