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地域一体の減塩活動を報告 課題を活発議論…京都で臨床高血圧フォーラム

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シンポジウムでは地域一体で取り組む減塩活動について議論した

 第7回臨床高血圧フォーラム(日本高血圧学会=JSH=主催)が5月19、20日、京都市勧業館「みやこめっせ」で開かれた。「臓器障害抑制を目指した高血圧診療ネットワーク~豊かで健やかな高齢社会に向けて~」がテーマで、医師ら医療従事者が参加し、さまざまなシンポジウムや特別企画が開催された。

 19日の討論会「高血圧・循環器疾患の予防・治療における減塩アプローチ~多職種協働での取り組み~」では、地域が一体となって実践している減塩活動や、医療や介護分野など多くの職種が連携して減塩指導をしている実例などが報告され、現状の課題や解決策について活発な議論が行われた。

 山口県周防大島町では、2011年から始めた減塩の「ちょび塩」活動を、「産官学民」挙げた取り組みとして発表。沖縄県の琉球大学でも、行政、地域、学校が連携した健康プロジェクトを展開しており、データに基づいて活動の効果を説明した。長野県佐久市の佐久総合病院では、さまざまな職種が連携してケアすることの重要性を訴えた。

 座長を務めた同学会減塩委員会の土橋卓也委員長(製鉄記念八幡病院理事長)は、「日本人の食塩摂取量は減少しているものの、学会が推奨する1日6グラムを達成するのは本当に難しい。全体を下げる取り組みが必要で重要だ」と強調した。

6社7製品が「減塩食品アワード」受賞

第4回JSH減塩食品アワードの表彰式

 フォーラムでは、「第4回JSH減塩食品アワード」や「高血圧に関する川柳・標語コンテスト2018」の受賞者が発表され、表彰式が行われた。

 「JSH減塩食品アワード」は日本高血圧学会減塩委員会が主催し、今回で4回目。高血圧の患者や減塩に取り組む消費者の参考になる市販食品として、同委員会はこれまでに188品目を選定し、減塩食品リストとして公表している。その中で特に減塩化の推進に優れた、コンソメ、はんぺん、ソース、さきいか、漬け物など7製品を販売している6社が受賞した。

 第4回JSH減塩食品アワードの受賞製品は次のとおり。(順不同)

 ▽味の素「コンソメ<塩分ひかえめ>」▽一正蒲鉾「ふんわりはんぺん」▽オタフクソース「お好みソース 塩分50%オフ」▽合食「おいしい減塩 さきいか」「おいしい減塩 くんさき」▽ユニー「スタイルワン おいしく減塩 旨みとコクの白菜キムチ」▽丸越「塩分25%OFF 羅臼昆布白菜」

高血圧川柳「薄味でいいね そだねと 受け答え」が最優秀

「高血圧に関する川柳・標語コンテスト2018」の表彰式

 「川柳・標語コンテスト2018」では、審査員として漫画家のやくみつるさんや川柳作家のやすみりえさんらが出席。川柳は千木良進一さんの「薄味でいいね そだねと 受け答え」、標語は青木由晴さんの「♪ゆ~びき~り減塩・・」がそれぞれ最優秀作品に選ばれた。このほか、22作品が学会賞、特別賞、優秀賞、入選などを受賞し、今回から新設された高校生を対象とする「川柳・標語甲子園」では、栃木県立那須拓陽高校のチームが優勝した。

子ども向け 減塩を学ぶクッキングショーも

減塩食品メーカーの展示ブース

 20日には、子どもに減塩を学んでもらおうと、「キッズクッキングショー」が開かれ、4歳から11歳までの24人が参加した。管理栄養士が食品サンプルを見せながら、それぞれに塩分が含まれていることを説明。子どもたちは、減塩レシピで作られたハンバーグに絵を描いたり、塩分ゼロのグミを型に流し込んで作る過程を体験したりした。最後にハンバーグとグミを食べた子どもたちは、「とてもおいしかった」「楽しかった」と話していた。

 フォーラムの会場では、医療機器や減塩食品のメーカーが展示コーナーを開設し、来場者に機器や情報システムを説明したり、試食品を振る舞ったりしていた。

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