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コラム

教師への不安・不満 どうすれば?

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 新年度が始まって1か月余り。小学校の担任教諭に対し、不安を感じている人もいるかもしれません。同級生の保護者の間で評判が広がることもあるでしょう。学校と保護者の問題に詳しい大阪大教授の小野田正利さんに担任との関わり方について聞きました。

担任と連絡密にして [大阪大教授 小野田正利さん]

 

教師に不信感 どうすれば?

 担任の評判が気になるのは親心だと思いますが、先入観を持たないようにしましょう。「この先生は心配」と感じていても、子どもが楽しく登校しているなら、ひとまず安心してください。

 特に新1年生の保護者は、小学校の対応を冷たく感じることがあるかもしれません。保育園などは保護者支援を重視していますが、小学校にはこうした視点はあまりないからです。学校も「親の小1ギャップ」を意識すべきですが、保護者もこういった文化の違いを知る必要があります。

 学級運営の方法は担任によって様々。体罰など深刻な問題は別ですが、基本的には担任のやり方を尊重し、長い目で見ることが必要です。

 ただ、不安や不満をため込むのは良くありません。気になる点があれば、子どもやほかの保護者から情報を集め、問題点を整理してください。

 対応が必要だと感じたら、まず担任に話してください。電話や連絡帳でもかまいません。いきなり校長や教育委員会に伝えると、混乱が生じかねません。担任と話して解決できなければ、校長に説明し、対応を求めましょう。他に親しい先生がいれば、相談するのも一案です。

 担任や学校に不満があっても、子どもの前で話すのは禁物。子どもまで学校に不信感を抱いてしまいます。

 保護者と担任は共に子どもの成長を喜ぶパートナーのはずですが、連絡を取り合うのは問題が起きた時だけ、ということが多い。良いことも伝え合ってほしいですね。子どもがクラスのことを楽しそうに話していたら、連絡帳などを活用して、ぜひ担任にも伝えてください。

◇ 

 おのだ・まさとし 長崎大助教授などを経て、2002年から現職。長年、学校の保護者対応や近隣トラブルを研究し、学校と保護者の関係を考える「イチャモン研究会」を主宰する。著書に「『迷惑施設』としての学校 近隣トラブル解決の処方箋」(時事通信出版局)など。

 子育ての悩みや疑問を募集しています。郵便は、〒530・8551読売新聞大阪本社生活教育部「子育てQ&A」係へ。メール(seikatsu@yomiuri.com)でも受け付けます。ツイッターは https://twitter.com/o_yomi_life_edu

 

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