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認知症予防へ「生活習慣全体の見直しを」…横浜で公開講座

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 認知症予防を考える市民公開講座が5月13日、横浜市健康福祉総合センターで開かれた。社会福祉法人・若竹大寿会(本部・横浜市)が主催したもので、横浜市や東京・品川区で運営する各施設の取り組みも発表された。

 公開講座では、白澤抗加齢医学研究所の白澤卓二所長が「いつまでも若々しく生きるために~健康寿命とアンチエイジング~」をテーマに講演した=写真=。

 白澤所長は「認知症の原因の多くはアルツハイマー病だ」として、アルツハイマー病に関係するとみられる脳の変化について、「これまでは70歳ぐらいから脳に変化が見られると考えられてきたが、研究によって45~50歳ぐらいから変化が見られることが分かってきた」と指摘し、「病気の予防のタイミングは早ければ早いほどいい」と早期の取り組みを促した。

 そのうえで、米国の研究者の研究内容を紹介し、「アルツハイマー病のリスクは、運動不足やうつ病、喫煙、高血圧、肥満、糖尿病などが挙げられているが、そのうちの一つだけを解消してもアルツハイマー病を防ぐのはむずかしい。食生活を含めた生活習慣全体の見直しが求められる」と強調した。

 若竹大寿会が運営する施設では毎年、自立支援や地域とのつながり、認知症といった独自のテーマに取り組み、その内容や課題などについて発表会で一般に公開している。今回は、排泄ケアの見直しや団塊世代が利用したいというデイサービスのプログラム作りのほか、音楽療法の効果などが発表された。

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