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膀胱がん、喫煙者は発症しやすく…血尿でたらすぐ受診を

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膀胱がん、喫煙者は発症しやすく…血尿でたらすぐ受診を
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  膀胱ぼうこう がんは、男性の患者が多く、喫煙との関係が強いがんの一つです。近年、体への負担が少ない治療法が増えていますが、進行すると膀胱を全て摘出する必要があります。血尿など発症のサインを見逃さないことが肝心です。

(諏訪智史)

なぜ起きる?

 膀胱には腎臓で作られた尿を一時的にためたり、排出したりする機能があります。膀胱がんは、年間2万人が発症し、俳優の松田優作さんがこの病気で亡くなったことでも知られます。

 様々な遺伝子の変異が原因とされますが、他のがんに比べて詳しいメカニズムはわかっていません。

 ただ、患者は男性が女性の2~3倍多く、さらに喫煙者は非喫煙者より2~3倍発症しやすいことが知られています。喫煙については、たばこに含まれる発がん性の物質が尿として排せつされる前に、膀胱内にとどまることが原因と考えられています。

どんな症状?

 膀胱がんを発症すると、尿に血液が混ざる血尿が出やすくなります。多くは、痛みを伴いません。

 一方で、血尿がなくても、排尿時にツンとした痛みを感じたら注意が必要です。膀胱炎の可能性もありますが、なかなか治らない場合は、がんも疑われます。

どう治すの?

 進行の度合いを示す病期(ステージ)は、がんが膀胱の粘膜にとどまっていれば0期か1期、膀胱の壁の外側まで広がり、隣の骨盤やリンパ節、他の臓器に転移していると最も重い4期となります。

 早期に発見できれば、尿道から内視鏡を挿入し、がんを電気メスで切除する手術「経尿道的膀胱腫瘍切除術」が行われます。体への負担が少ないのが利点です。

 ただし、膀胱内で再発することも多いため、尿道から細い管を入れ、結核予防ワクチンのBCGを注入する治療を予防目的で行うことがあります。BCGが膀胱内の免疫力を高め、がんを排除するとされます。

 一方、粘膜の奥までがんが入り込んでいる場合は、膀胱を全て摘出する手術が検討されます。従来はおへその下を大きく切る必要がありましたが、最近は、 腹腔ふくくう 鏡を用いて体に小さな穴を開けるだけで手術できるようになりました。

 4期の患者は抗がん剤が治療の基本になります。昨年末からは「キイトルーダ」が保険で使えるようになりました。がんを攻撃する免疫細胞を活性化させる新しいタイプの薬で、治療の選択肢が広がりました。

 膀胱を全て摘出すると、尿の行き場がなくなるため、腎臓からつながる尿管を体の外に出し、尿をためる袋をおなかに付けるなどの処置が必要になるため、生活の質が低下します。

 血尿などのサインを見逃さず、たばこを吸う人は禁煙に取り組んで予防に努めることが何より大切です。

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