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遺伝性の乳がん、乳房予防切除を「強く推奨」…学会が指針

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 遺伝性の乳がんについて、日本乳 がん 学会は16日、がんになっていない乳房をがん予防のために切除することを「強く推奨する」と、学会の診療指針を改訂すると発表した。

 現在の指針では、遺伝性乳がんの場合、がんを発症していない側の乳房の予防切除は、「検討してもよい」にとどまっている。

 3年ぶりに改訂される指針では、遺伝性の乳がんと確認された場合、患者本人が希望し、カウンセリングの体制が整っていることなどを条件に、乳房予防切除を「強く推奨する」に引き上げる。がんになっていない側の乳房を予防的に切除すると、がんの発症リスクが下がったり、生存率が上がったりすることが分かってきたためだ。

 乳がんは女性で最も多いがんで、2013年の推計発症患者は約7万7000人。このうち1割程度は「BRCA」という遺伝子に変異があり、遺伝子変異がない人に比べ、高い確率で乳がんを発症しやすい。

 現在はがんになっていない乳房の予防切除は保険で認められていないため、全額自己負担となる。

 改訂を担当した福山市民病院(広島県)乳腺甲状腺外科の池田雅彦統括科長は「乳房予防切除による乳がんの予防効果は高く、予防切除を希望する患者は多い。費用負担のあり方などを検討すべきだ」としている。

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