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子宮頸がんワクチン、「前がん病変」予防効果は高い…国際研究グループ

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 多くの臨床研究の結果を分析し、科学的根拠に基づく医療の普及に努める国際研究グループ「コクラン」(本部・英国)は、子宮 けい がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンによって、がんの手前の状態になるのを予防する効果は高いとの報告書をまとめた。

 評価したのは26の臨床試験。7万3428人が3年半~8年、ワクチンを打った集団と偽薬を打った集団に分けて追跡された。

 ウイルス感染から、がんの手前の「前がん病変」を経てがんになるまで通常10年以上かかる。今回はがん自体の予防効果までは検証しきれず、有効性は前がん病変で評価した。

 その結果、ワクチン接種時にウイルス感染していない女性で比べると、前がん病変になる確率は接種により80分の1以下に減った。

 一方、ワクチン接種後のてんかんや自己免疫疾患などの重い症状の発生率は、二つの集団と臨床試験に参加していない集団の間で差はなく、「重い副作用のリスクを増やしてはいないようだ」と結論付けた。

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