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画像診断や動作解析を医療全般へ還元する

寺田次郎 六甲学院放射線科不名誉享受

神戸の整形外科学会に来ています。
演題でも、企業ブースでも、画像診断の躍進を確認します。
画像診断と言っても、いわゆるCT、MRI、超音波の静的な画像ばかりでなく、荷重下の各種診断画像や日常動作のビデオ画像解析による関節や筋肉の動作のサマライズとの連動など、多種多様な解析がなされています。

勿論、本文や以前の記事でもあったようなストレッチによる再発予防も重要ですが、そこに至る経緯としての姿勢や動作、運動強度などの解析も大事になってきます。
(損傷や手術前後の時系列を伸ばして、より細かい解析を進める必要性があります。)

機械が進歩すれば、コストも下がり大量処理が可能になり、ハイリスク群のピックアップも期待できますし、また、整形外科のみならず、関連職種やかかりつけ医でのデータ確認も現実的になってくると思います。
スポーツ患者のみならず、変形性関節症患者やロコモ予防などへの応用も考えられます。

画像診断及び旧来の手触りの医療とのハイブリッドによる科学性の向上が次世代の運動器医療で重要だと分かります。
絶対的な正解などありませんが、誰が正しいではなく、何が正しいのかを考えられる人がリードしてほしいと思います。
元放射線科として手術後の深部静脈血栓症を巡る話もフロアコメントしましたが、整形外科医の先生方でも柔軟に他科の知見や技術を聞いてくださる先生は多々おられます。

シェアの奪いあいではなく、より大きな患者群全体へのより良い医療という発想で見れば、良い医療をしたい人間同士の衝突は減ると思います。
コスト意識も大事ですが、それ以上の労働生産性と幸福を生み出すためにどうするかということです。

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スポーツ現場事情と怪我との微妙な付き合い

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

いまちょうどアメフトの指導者の都合と選手の願望の理不尽がニュースになっていますが、指導者と選手の都合の乖離は様々な事象をもたらします。
実際問題、肉離れや競技への直接影響の少ない部位の骨折や打撲なんかもそうですね。

その時に大事を取って休める場合ばかりでもないのが競技スポーツの現実ではないかと思います。
実際問題、そういう時にどれだけのサポートや落としどころを提示できるか、指導者と選手と医療者の競技や身体に対する理解も求められるわけで難しいところです。

僕は整形外科医でないので、テーピングとかトレーニング時の細かいポイントとか、プレースタイルのニュアンス変更なんかも色々勉強してきましたが、陸上以外の現場ではそういう風な考え方も大事でしょう。
スポーツに怪我は付き物で、大怪我においては整形外科医無しに医療やスポーツ復帰は成り立ちません。
しかし、整形外科医と現場や他職種のギャップの部分を埋める作業はこれからも大事になるのかもしれないですね。
意思統一も大事ですが、多様性も大事です。

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