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Q 少子高齢化の問題点は?

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Q 少子高齢化の問題点は?

A 経済や社会保障に影響

Q 少子高齢化とは何か。
A 子どもの数が減る少子化と、高齢者が増える高齢化が同時に起きる現象だ。日本では1990年代から、社会への影響が問題視されてきた。

Q 少子化の現状は?
A 少子化は70年代から徐々に進んでいる。1人の女性が生涯に平均何人の子どもを産むか推計した数値(合計特殊出生率)は、1970年には2.13だったが、現在は1.44。年間に生まれる子どもの数は、当時は約193万人いたが、今は約98万人にまで減った。

Q 高齢化はどうか。
A 医療の発達や食生活の改善で日本人は長生きになった。戦後間もなくは、男女とも平均寿命は50歳代前半だったが、今はそれより20歳以上延びている。65歳以上が人口全体に占める割合(高齢化率)は27.3%。フランスやドイツなどの高齢化率は20%前後。日本は世界でも最高水準だ。このままだと、今は1億2000万人を超える人口が、2060年には9284万人まで減ると推計されている。

Q どんな影響があるのか。
A 経済への影響が考えられる。働く世代が減れば、企業は人手不足になり、生産活動が滞る。消費が活発な若い世代が減れば、売り上げも落ちてくる。介護や医療、年金など、社会保障の費用は働く世代が負担する税金や保険料で大半をまかなっているため、支え手が減ると大変だ。

Q どうすればいいのか。
A 子どもを産み育てやすい社会にすることが必要だ。子どもを持つか持たないかは個人の自由だが、望んでも持てない人が増えている。経済的に不安定な非正規雇用が増えたことや、長時間労働で仕事と子育ての両立が難しいことが背景にある。子育てしながら働ける職場が増えれば、女性が活躍しやすくなる。
 高齢者もできるだけ長く働き、社会保障を支える側に回ってもらうことが必要だ。そのため、生き方に合わせて多様な働き方ができる仕組みを作ることも求められる。

 (樋口郁子)

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