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大人の健康を考える「大人び」

コラム

お肌の悩み(3) しみも色々 専門医の診断を

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  このシリーズでは、近畿大学病院の皮膚科専門医、山本晴代さんに聞きます。(聞き手・佐々木栄)

お肌の悩み(3) しみも色々 専門医の診断を

 朝、鏡をのぞいたら頬に見覚えのないしみを見つけてショック……。こんな経験はありませんか。顔にできる茶色いものをひっくるめて「しみ」と呼ばれますが、その種類や原因、治療法は様々です。

 最も多いのが紫外線が原因の「老人性色素斑」。表皮が入れ替わるターンオーバーが滞り、メラニンがたまってしまうのです。色白の人にできやすく、顔のほか手にも現れます。

 「そばかす」は遺伝的要因が大きく、幼い頃からあるものです。小さな茶色い斑点が頬や鼻の周辺に散らばり、夏は色が濃く、冬は少し薄くなります。

 女性で頬のあたりに左右対称のしみがあれば、「肝斑」かもしれません。妊娠やピルの服用でできることがあり、女性ホルモンの影響が指摘されています。「炎症後色素沈着」は、ニキビや虫さされの跡が茶色く残ったものです。

 しみは消せるのでしょうか。複数のタイプがまじっていることもあるので専門医の診断が欠かせません。

 紫外線によるしみにはメラニンを含む細胞を壊すレーザー治療や光治療のほか、表皮の入れ替わりを促す薬品を塗る「ケミカルピーリング」もあります。肝斑にはトラネキサム酸を含む薬が有効。炎症後色素沈着には美白用の塗り薬があります。保険がきくかどうかはしみのタイプや治療法などで異なります。

 せっかく治療をしても適切な紫外線対策を怠ればまたしみができるので、日々の予防を心がけましょう。

【略歴】

山本 晴代(やまもと・はるよ)

2004年、近畿大学医学部卒。PL病院皮膚科医長、近畿大学医学部皮膚科医学部講師を経て、現在は近畿大病院皮膚科で「女性外来」を担当。専門は光老化。分担執筆に「美容皮膚科ガイドブック」(川田暁編著、中外医学社)がある。

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