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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

エビ団子のチリソース

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 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回はちょっと手の込んだエビを使った料理のご紹介です。

 日本は世界の中でもエビ好きの人が多い国の1つです。エビ自体の味もさることながら、エビフライやエビチリなど、加熱した時のぷりっとした弾力のある食感もおいしさのひとつとなっているのではないでしょうか。

 ところが、かむ、のみ込む力が低下した方の中には、この弾力が食べにくく感じることがあるため、食べやすくする工夫が必要です。

 エビやイカのように加熱をすると弾力が出てしまう食材の場合、生のまますり身にし「つなぎ」をくわえて加熱する方法があります。つなぎを加えることで口の中で食べ物がまとまりやすくなり、のみ込みやすくなります。今回はつなぎに「はんぺん」と「豆腐」を加え、さらにエビの風味を足すために粉末にした乾燥エビも入れています。

 このエビ団子は汁物の具や卵とじにも使えるほか、油を引いたフライパンで焼く、衣をつけて揚げることなどで、かみ応えのある食感になり、高齢の方以外にも食べていただくことができます。

 今回のようにエビなどの硬い食材をすり鉢でするのは大変な作業です。このような場合に使用できる便利な調理器具に「フードプロセッサー」や「ミキサー」があります。よりなめらかにするには「ミキサー」が適しています。少量を作る場合にはハンディタイプのというものも売られています。「フードプロセッサー」はミキサーよりもやや食感が残る仕上がりになります。食べる人のかむ、のみ込む機能によっては、このような調理器具があると、介護食をより手軽に作ることができるのではないでしょうか。

[作り方]

(1) (A)の材料をフードプロセッサーやミキサーなどでよく混ぜる(この時、もしあればミルミキサーなどで粉末状にした乾燥サクラエビも入れるとエビの風味が増す)。

(2) (1)のタネを沸騰した湯の中にスプーンなどで形を整えながら落とし入れる。スプーンを水でぬらしながらタネをすくうと扱いやすい。

(3) 火が通ったら湯から上げて水気を切っておく。

(4) フライパンに、市販のエビチリソースのもとを入れて温め、(3)のエビ団子と合わせる。器に盛って出来上がり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は複合サービスセンター内のクリニックに勤務。高齢になって、かむ、飲み込む力が低下した方にも、刻むだけではない、食べやすくおいしい食事作りを提案している。栄養士、調理師向けに市販の介護食材を使ったアレンジメニューなどの勉強会も開催している。

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