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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

健康・ダイエット

しっとりおからサラダ

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は「おから」を使ったサラダのご紹介です。

 おからは「畑の肉」といわれる大豆を原料とし、豆腐を作る過程で生まれる副産物です。そのため、大豆に含まれるたんぱく質や脂質、ビタミンやミネラルなどを含み、特に食物繊維の量は群を抜いています。

 しかし、食感はぱさぱさとしていて、小さなお子様や高齢の方にはのみ込みにくく、体に良いとは知りながらも避けてしまいがちな食材です。実際、私が勤めていた高齢者施設でも、「ぱさついて食べにくい」「のみ込むときにむせる」などの理由から、おからを使った料理は残されがちでした。

 このようにぱさつく食材を食べやすくする方法のひとつに「油脂」「水分」を加えることがあります。これらを加えることで、口の中でのみ込みやすい「食塊」が作りやすくなります。

 このレシピではおからにマヨネーズと牛乳という「油脂」と「水分」を加え、しっとりとした食感に仕上げています。

 サラダに加える材料はツナのほかに、カニかまぼこやいり卵なども軟らかい食感で食べやすい材料です。

 味付けも、マヨネーズの代わりに、市販のゴマドレッシングでも風味良く仕上がります。

 市販されている「生おから」は量が多く、少人数の家庭では使い切れないこともあります。今回使用した「粉末おから」は常温で長期保存でき、栄養も生のおからと変わらないため、一度にたくさんの量を使わないときにはとても便利です。このレシピのように水分を入れて戻して使うほか、ハンバーグやお菓子作りにも利用できます。

[作り方]

(1) ボウルに入れた粉末おからに牛乳を入れて戻す。

(2) ブロッコリーは小房に分け、ニンジンは拍子切りにする。指で軽くつまむとつぶれるくらいの硬さにゆでて粗熱をとっておく。ブロッコリーはなるべくつぼみの部分を使用する。

(3) マヨネーズ、塩、カレー粉を(1)とよく混ぜ合わせる。それに軽く汁気を切ったツナと(2)の野菜を混ぜ合わせて出来上がり。

※粉末おからは表示されている水の量よりやや多めに入れて戻すとしっとり感が増します。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は複合サービスセンター内のクリニックに勤務。高齢になって、かむ、飲み込む力が低下した方にも、刻むだけではない、食べやすくおいしい食事作りを提案している。栄養士、調理師向けに市販の介護食材を使ったアレンジメニューなどの勉強会も開催している。

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