文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

ニュース・解説

世界最大規模・100万人の遺伝情報をデータベース化へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 【ワシントン=三井誠】米国立衛生研究所(NIH)は1日、人間の遺伝情報(ゲノム)データベースの構築を本格的に始めると発表した。100万人分の登録を目指しており、世界最大規模となる。

 遺伝情報の違いに基づいて、一人ひとりに最適な治療法を選んだり、病気の予防策を検討したりする「個別化医療」の普及に弾みを付ける狙いがある。

 NIHによると、6日から18歳以上のボランティアを募り、遺伝情報解析のため血液などを提供してもらう。健康状態や生活習慣なども調べ、10年間以上にわたって追跡調査する。遺伝情報と病気との関係や、有効な治療法などを調べる。

 遺伝情報のデータベースは英国の50万人規模の研究などがあるが、100万人規模は初めて。今後5年前後で達成の見込みという。NIHのフランシス・コリンズ所長は「次世代の医療を開拓する試みだ」と指摘している。

 NIHのデータベース構築計画は2015年に始まり、これまで約2万5000人が予備的な研究に参加した。18会計年度(17年10月~18年9月)の研究費は2億9000万ドル(約320億円)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事