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タレント 関根勤さん

一病息災

[タレント 関根勤さん]冠動脈狭窄(3)血管治療「小川が大河に」

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 心臓に血液を送る血管3本のうち2本がほぼ詰まっていて、放っておくと、血管が完全に詰まる心筋 梗塞こうそく へと進み、心不全(死亡)の恐れもある……。直ちに血液の流れを正常にする必要があった。胸を切り開く外科手術が頭をよぎったが、医師から示されたのは、血管内に管を通す「カテーテル治療」だった。

[タレント 関根勤さん]冠動脈狭窄(3)血管治療「小川が大河に」

 手首やももの付け根の血管から管(カテーテル)を入れ、管の先端に付いたバルーン(風船)を詰まった場所で広げる。バルーンを覆うように網状の筒形金具(ステント)が付いている。広がったステントを血管内に残してカテーテルごとバルーンを抜き取れば、血液の通り道が確保できる。

 事前に、治療のビデオ映像を見ながら説明を受けた。説明通り、メスが入ったのは左手首に3ミリだけ。ここからカテーテルが入っていく。痛みや違和感はない。局所麻酔のため意識はあり、医師と会話もできた。治療は約2時間で終わった。後半の40分間はリラックスして、寝てしまった。

 目がさめた後、治療中の映像を見せてもらった。詰まりかけた血管の部分は「小川のようにちょろちょろ」としか流れていなかった。ステントを広げ、カテーテルを抜き取ると、「バーッと広がって大河になるんですよ。うわ、こんなに詰まっていたんだって。どんなに危険だったか分かりました」。

 

  タレント 関根勤さん(64)

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