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「かかりつけ医」への窓口支払い なぜ増額?

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休日・夜間の対応 強化のため

「かかりつけ医」への窓口支払い なぜ増額?

 「かかりつけ医」となる診療所を受診した際、今年度から窓口での支払いが増える場合があります。

 往診や電話などでの問い合わせに24時間対応する診療所や中小の病院では、初めてかかった時の支払いが従来よりも240円(自己負担3割の場合)増えます。対象の医療機関は、24時間対応が可能であることを院内に掲示しています。受診時に確認してみてください。

 これは、地域医療を担い、患者に最も身近な医療機関の機能を高め、休日や夜間に急病や持病が悪化した時にも対応してもらうためです。急患に追われる病院の負担を軽くすることにもなります。

 また、診療所が他の医療機関と連携して、患者からの連絡や往診を24時間対応にした場合、以前から継続してかかっている患者は月の支払いが648円(同)増えます。すべての患者ではなく、過去4回以上外来を受診した後、外来から訪問診療に切り替えた患者が対象になります。

 往診や患者からの連絡に24時間対応している在宅療養支援診療所は全国に約1万4000か所ありますが、都市部に集中しています。手薄な地域を複数の施設でカバーしてもらう意図があります。

 そのほか、かかりつけ医が、専門外の病気を患者が抱えている場合に別の医療機関に訪問診療を依頼すると、患者は月に2490円(同)多く、その医療機関に払います。

 いずれも患者の費用負担は増えますが、入院した場合に比べれば低く抑えられます。入院は症状が重い患者に限り、症状が安定している患者は住み慣れた家でかかりつけ医の往診や診療を受けやすくなります。

 東京都中野区にある在宅療養支援診療所の中村洋一院長は「診療所の医師は1人が多いので、互いに連携することは大切。患者の情報などを定期的に共有するなどの取り組みが必要になります」と話しています。(原隆也)

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