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目の治療のいま(5)眼鏡で遠視矯正 弱視回避

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 神奈川県座間市の小学校に通うA子さん(11)は、3歳児眼科健診のおかげで、眼鏡をかけても視力が出ない弱視になることを避けられた。

 3歳児健診はまず、自宅で実施する。A子さんに母親のB子さん(38)がC字形をしたランドルト かん の大きい物と小さい物を順番で見せたところ、「近くに来てくれないと見えない」と言われ、困惑した。

 2次健診で出かけた保健センターで、眼科での精密検査をすすめられ、井上眼科病院(東京都千代田区)を受診。両目とも焦点が極端に遠方に合う強い遠視であることがわかった。

 子どもの視力は5歳までに発達して1・0以上になる。しかし同じ時期に強い遠視や乱視があったり、片方の目の視線がずれている斜視があったりして、視覚情報が十分に入ってこないと、目の神経が発達せず、眼鏡をかけても外界をはっきり認識できなくなる。

 日本眼科医会の調査では、2016年度の2次健診受診者のうち精密検査を受けた子どもの約4%で何らかの目の異常が判明した。

 B子さんは「普段、目が見えにくそうなしぐさはないのに」と結果に戸惑った。同病院小児眼科専門医の永野雅子さんによると、幼児は視力が0・2程度あれば日常の行動に不自由しないため、目の異常に周囲が気付きにくいという。

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