田代由紀子のアスリートレシピ
健康・ダイエット・エクササイズ
若竹煮
今回は春の味覚「タケノコ」を使ったお料理です。
タケノコは竹かんむりに旬、「筍」と書くように、おいしく食べられる時期を表す「旬」がはっきりした野菜です。旬には10日間という意味もありますが、まさしく10日もするとぐんぐん育って竹になってしまうほど成長が早いと言われています。
そんなエネルギー 溢 れるタケノコはビタミン、ミネラルを含んでいます。特に代謝に関わるビタミンB群、体内の余分な塩分の排出を促す働きがあるカリウム、皮膚や粘膜の健康・味覚を正常に保つのに必要な亜鉛、骨の健康に必要なカルシウムやマグネシウムが豊富です。
また、タケノコを切ったときに見られる白いつぶつぶはチロシンというアミノ酸の一種の物質で、脳を活性化し記憶力や集中力を向上させると言われているので洗い流さず調理しましょう。
今回は同じく旬の生ワカメと合わせた、タケノコの定番料理「若竹煮」をご紹介します。生ワカメはさっと煮て歯ごたえを楽しむもよし、しっかり火を通しトロトロにしてもよいでしょう。
[作り方]
(1) タケノコの根元は厚さ1cm、穂先は縦4等分に切る。
(2) 生ワカメは食べやすい大きさに切る。
(3) 鍋にだし汁と(1)、みりんと酒を入れて中火で約15分煮て、薄口しょうゆを加えてさらに約10分煮る。
(4) (3)に(2)を加えて5分煮る。塩加減をみて、必要なら塩を少々加える。
(レシピ作成 アスリートフードマイスター 田代由紀子)
【関連記事】