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【子どもを守る】育む心(3)震災後の母子 継続調査

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 福島県南相馬市の保育園で2月、年長の子どもの知能検査と、その親への聞き取り調査が行われていた。

 女児(6)が正座し、示された形と同じように積み木を並べるなどの検査を受ける。少し離れた所から見ていた母親(34)。東京医科大学茨城医療センターの精神科長・ 桝屋ますや 二郎さんが聞き取りを始めると、ぽつりぽつりと語り始めた。

 「普段はおとなしいのに、4歳の弟とケンカすると髪を引っ張るぐらい激しい」「弟の言葉の発音が不安。落ち着きがないからかかりきりで、お姉ちゃんに時間をかけてあげられない」

 桝屋さんは、弟の言葉の問題は必要に応じて療育の専門家につなぐと説明。「少しでいいからお姉ちゃんのための時間も作ってみて。あなたのための時間と明確に伝えるといいです。お母さん自身の時間も大切にしてください」と助言した。

 調査の対象は、東日本大震災後の2011年4月~12年3月に岩手、宮城、福島の3県で生まれた子ども223人とその保護者。被災者の心身に出る影響は様々な調査が行われてきたが、各地で「震災後に生まれた子どもも落ち着きがない」という声が上がっていた。

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