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1型糖尿病で国体王者…自転車・田仲さん「マイナスにならないと証明したい」

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1型糖尿病で国体王者…自転車・田仲さん「マイナスにならないと証明したい」

支援企業関係者らに活躍を誓う田仲駿太さん(中央)

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 1型糖尿病を抱えながら、昨年秋の国体自転車競技で優勝した18歳の選手がいる。大分市出身の 田仲たなか 駿太さんだ。今春、強豪の 鹿屋かのや 体育大学(鹿児島県)に進学して競技を続け、「五輪や世界選手権で活躍したい」と世界を目指す。

 田仲さんは小学2年のとき急に、のどが渇きやすくトイレが近くなった。体重も減っていく。血糖を調整するインスリンが、 膵臓すいぞう から十分に分泌されない1型糖尿病だった。

 小3の夏、糖尿病の子どもが集まるキャンプに参加した。インスリンを打って元気に過ごす先輩と接し、「自分でコントロールすれば大丈夫」と気づいた。

 別府翔青高校(大分県別府市)で、興味があった自転車競技部に入部した。短距離が専門で、3年の国体では少年男子ケイリンで優勝。自転車競技で多くの五輪選手を生んだ同大に進学を果たした。

 練習前に血糖値を測り、力を最も出せる状態を手探りで見つけてきた。仲間に1型糖尿病を伝えており、「知らず知らず低血糖になり、仲間が気づいて助けられたこともある」と話す。

 インスリン製造販売で世界最大手の製薬会社「ノボノルディスクファーマ」(東京)に活躍が認められ、海外遠征費などの支援を受けることになった。

 田仲さんは「もっと強くなり、1型糖尿病は競技でマイナスにならないことを証明したい」と話す。

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