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ニャるほど!社会保障

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「人生100年時代」って どういうこと?

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長生きへ準備求められる

「人生100年時代」って どういうこと?

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「人生100年時代」って

どういうこと?

 Q 「人生100年時代」という言葉を聞いたわ。

 A 多くの人が100歳を迎えられる時代がきそうなんだ。昨年9月時点で、国内の100歳以上の人は6万7824人。1990年と比べて、20倍以上に増えている。

 その年に生まれた人の半数が生きていると期待される年齢も、2016年生まれの人は女性が約90歳、男性は約84歳と、70年当時の値に比べて10歳以上高くなった。

 Q 人生100年時代はすぐそこまできている感じね。

 A リンダ・グラットン英ロンドンビジネススクール教授は著書「ライフ・シフト」で、「2007年に日本で生まれた子どもの半分は107年以上生きることが予想される」と指摘。長生きに向けた準備や変化が、個人に求められる時代だと書いているよ。

 Q どういうこと?

 A これまでは、10~20歳代まで教育を受けた後、社会に出て、リタイアを迎えるまで働く――という人生が一般的だった。

 でも元気に働ける期間が長くなれば、それだけ人生の選択肢は増えるよね。ある分野で一定の経験を積んだ人が新たな分野に興味を持って学び直し、これまでの経験も生かして活躍する人も増えるかもしれない。

 いったん就職したら、その後の流れがある程度決まってしまうというのではなく、必要に応じて身の振り方を考え、学び直せるイメージかな。

 Q 社会保障にも、いろいろな影響がありそうね。

 A せっかく長生き時代になっても、貯蓄を取り崩して暮らす老後の期間が延び、お金の心配が増えるのではたまらない。健康で希望する間は働くことができ、ボランティアなどとして地域で貢献もして、助けられる側に回った後も安心して暮らせるような社会の仕組みが必要だね。

 健康対策も課題で、長時間労働でいつも疲れていたり、健康を害したりしかねない働き方も、100年生きることを考えれば、見直すのは当たり前だよね。(滝沢康弘)

 「ニャるほど!社会保障」は今回で終わります。

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 「猫ピッチャー」の作者、そにしけんじさんの話「社会保障は難しいイメージもありますが、実は身近で大切な問題。若い人も含めて、自分たちの生活を考えるきっかけにしてほしいです」

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