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40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる

医療・健康・介護のコラム

親の死に備えるのは不謹慎ですか?

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死を考えることはタブーじゃない

 

 私が一番興味を持ったのは、利用者層です。「約70%が、ご両親のために申し込んでいらっしゃいます」(立本さん)。つまり、早割をチョイスしている層は、老親を抱えた私たち子ども世代なんです。「私と同じように、親の葬儀について心配している人は、たくさんいるんだ!」と、心強く感じました。

 そして、心が軽やかになるのも感じました。「死=語ってはいけないこと」ではなく、まるで親がどこかの国に旅行に行く、それがうまくいくようにお手伝いしている気分になったからです。

 いざというときに慌てないように、また、その人らしくお見送りすることができるように、元気なときからお葬式について考えておく。それは、親のことだけでなく、40代の私たち自身の将来についても必要な気がします。

「実家の片づけ」は女性誌でも人気テーマ

 人生の終わりをよりよく迎える活動「 終活(しゅうかつ) 」について関心が高まる一方で、「母に終活の話を振ったら、『私に死んでほしいの?』と激怒された」といった声も聞きます。

 私は親戚が突然死し、一人暮らしをしていた一軒家の片づけをした経験があります。それ以来、親の家に行くと、「これ、いつか私が片づけるんだよなぁ」という視点で、家の中をチェックしてしまう自分がいます。

 「親の家の片づけは、読者アンケート結果が上位の人気テーマなんですよ」と、40代向けの女性ファッション誌の編集者さんが言っていたのを思い出しました。「どのようにして、親の終活を後押しするか?」は、実は40代共通の水面下の悩みなのかもしれませんね。(楢戸ひかる マネーライター)

(イラスト:西島秀慎)

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楢戸ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

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