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新しい健康食認証制度「スマートミール」スタートへ

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新しい健康食認証制度「スマートミール」スタートへ

 バランスの良い健康な食事「Smart Meal(スマートミール)」を提供する飲食店や事業所を認証する制度が2018年度から新たに始まる。制度を運用する 「健康な食事・食環境」コンソーシアム(日本栄養改善学会など7学会)は3月14日、東京・駒込の女子栄養大学で記者発表会を開催した。

 スマートミールは、厚生労働省が定める生活習慣病予防や健康増進に役立つ食事の目安などを基に、カロリーや料理の組み合わせなどに基準を設けたもの。飲食店では店内禁煙を条件とし、食事を提供する環境も認証の基準に加えている。また、社員食堂など事業所給食も対象で、健康経営を食生活の面から支援することも目的にしている。4月から応募を受け付け、審査の上、9月に第1回の認証を行う。

カロリーや塩分、栄養バランスが基準 栄養士のかかわりが必須

 

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バランスの良い健康な食事「Smart Meal(スマートミール)」の認証制度の意義について説明する日本栄養改善学会の武見ゆかり理事長

 この日の記者発表で日本栄養改善学会の武見ゆかり理事長は「栄養バランスがとれた食事をとりやすい食環境の整備を推進し、国民の健康寿命の延伸を実現したい」と制度実施の目的を説明した。スマートミールの基準は、1食当たりのエネルギー量が「450~650kcal未満」(通称「ちゃんと」)と「650~850kcal」(通称「しっかり」)の2段階。食塩は「ちゃんと」が3.0g未満、「しっかり」が3.5g未満とされている。

 「主食+主菜+副菜」あるいは「主食+副食(主菜、副菜)」のパターンで提供し、たんぱく質、脂質、炭水化物のバランスについても目標数値を設定している。基準に合った食事の提供のほか、栄養情報を店内やカタログ、注文サイトなどで表示し、管理栄養士か栄養士がスマートミールの作成や確認にかかわることも認証の条件にしている。

減塩がポイントのひとつ

 

 こうした認証に必須の項目のほか、「主食に精製度の低い穀類を提供していることがメニューの選択時にわかる」「栄養成分表示をしている」「栄養成分表示に飽和脂肪酸の量を示している」「野菜70g以上のメニューを提供している」など多数のオプション項目を設けており、クリアしている項目数に応じて☆印が表示できるようにしている。

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スマートミールの例として出された「しっかり」(左)と「ちゃんと」のメニュー

 記者発表会では、スマートミールの試食会も行われた。「しっかり」は、「 (さけ) の西京 味噌(みそ) 焼き」「かぶの鶏あんかけ」「小松菜の白和え」「のっぺ汁」「胚芽米ごはん」のメニューで740kcal。「ちゃんと」は「豚ヒレ肉のソテー ロベール風」「人参にんじんサラダ」「かぶのミルク煮」「胚芽米ごはん」で644kcalだった。

調理担当者は「塩分を抑えながら、おいしく食べていただくところが難しい」と話していた。食べてみると、確かに塩分が控えめなのが印象的だった。

 認証制度の先行実施として、外食では東京駅前の飲食店3店舗、中食(弁当)2社、社員食堂2社が決まっている。

 コンソーシアムには、日本栄養改善学会のほか、日本給食経営管理学会、日本高血圧学会、日本糖尿病学会、日本肥満学会、日本公衆衛生学会、健康経営研究会の6学会が参加している。

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