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筑波大、「快眠」探る1000人実態調査…就寝中の体の動きを計測

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 筑波大の研究チームは今年から「最適な睡眠」を探る1000人規模の実態調査に乗り出す。睡眠時間や安眠の度合いなどのデータを収集したり、人の睡眠をつかさどる遺伝子を詳しく調べたりして、睡眠を制御する仕組みの解明を目指す。

 今月14日には関連研究費700万円をインターネットで集める「クラウドファンディング」も始める。

 チームを率いるのは、柳沢正史・筑波大教授。動物実験で眠りと目覚めを制御する神経伝達物質「オレキシン」や、睡眠の長さにかかわる遺伝子を発見したりしてきた。だが柳沢教授は「人で実際にどのような遺伝子が睡眠に関係しているのかは謎のままだ」と話す。

 計画によると、まず20~60代の成人男女1000人に1週間、体の動きを計測する機器を装着してもらい、睡眠時間のほか、途中で目覚めたり、再び寝入ったりするなどの就寝中の様子を記録する。被験者にアンケートも行い、睡眠の状況や日中の眠気、精神的なストレスの状況も調べる。集めたデータを使って働く世代の睡眠の実態を把握し、不眠や生活習慣病の予防法や治療法につなげる。

 調査では、極めて睡眠時間が短くても健康な「ショートスリーパー」や、長時間の睡眠が必要な人の遺伝子も調べ、特異な睡眠行動の解明も試みる。

 チームはすでに500人分のデータを取得しており、残る500人分の研究にクラウドファンディングによる資金をあてる考え。協力者には、寄付の額に応じて睡眠の解析をしたり、睡眠の悩みに関する相談に乗ったりする。詳しくは( http://readyfor.jp/projects/wpi-iiis )。

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