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油断は大敵 低血圧

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[油断は大敵 低血圧](2)普段の血圧を知る

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[油断は大敵 低血圧](2)普段の血圧を知る

 低血圧の人は意外に多い。

 厚生労働省が2016年に行った国民調査の結果から計算すると、20~39歳に限ると、血圧140以上の高血圧の人は4%に対し、100未満の低血圧の人は11%だった。

 長年、低血圧の患者を診ている千代田国際クリニック(東京都千代田区)院長の永田勝太郎さんは、様々な世代の5107人を調査した。安静にして血圧を測ると、低血圧の人の割合は、高血圧の人より3ポイントほど多い14・85%だった。女性に低血圧が多いことは知られていたが、「低血圧に悩む人は、思いのほか多い可能性がある」と永田さん。

 血圧はわずかな動きや緊張で変わる。高くない人が高血圧とされて降圧剤を飲むと、血圧が下がり過ぎることがある。血圧が高く測定されるのは、病院という環境で緊張したり、健診などで慌ただしく測定されたりするのが要因の一つだ。

 病院でも普段の血圧に近づけるには、深呼吸が有効だ。口で息をゆっくり吐いてから鼻から息を大きく吸い、5回繰り返す。

 記者はクリニックで、約1分おきに計5回測定してみた。横になって深呼吸後に測ると最高血圧114だったが、話をしただけで119に。起きて立ち上がると立ちくらみを感じたが、この時、107に下がった。

 家庭用の血圧計で「普段の血圧」を記録しておきたい。日本高血圧学会は、朝食前と、就寝直前の計2回、トイレを済ませてからの測定を勧める。永田さんはさらに、「測定時刻や姿勢を変えた場合に血圧がどう変化するか、理解しておくことが重要」としている。

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