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介護離職をしないためには どうすればいいの?

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介護保険や休業制度使う

介護離職をしないためには どうすればいいの?

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介護離職をしないためには

どうすればいいの?

 Q 「介護離職」ってよく聞くけれど、どんな意味なの?

 A 家族の介護を理由に、会社員などが仕事を辞めてしまうことだ。国の調査(2012年)では、年間で約10万人いるとされている。このうち女性は約8万人で、男性に比べて圧倒的に多い。介護をしながら働いている人は全国で約290万人(同)に上る。25年には、人口のほぼ5人に1人が75歳以上になるから、今後ますます深刻な課題になりそうだ。

 Q 辞めたら、その後の生活が大変そうね。

 A その通り。離職者の約4割は50歳代で、子どもの進学や住宅ローンの返済など、お金が必要な時期と重なる人が多いからね。しかも、介護期間は平均で約5年間と言われていて、10年以上に及ぶ場合もある。介護を終えて再就職しようとしても、年齢の壁に阻まれて、うまくいかないこともあるよ。

 Q 介護離職をしないためにはどうすればいいの?

 A 「自分や家族だけで介護する」と考えるのではなく、介護保険などを上手に活用することが大切だ。原則65歳以上で、市区町村から介護が必要な状態と認められれば、ヘルパーや介護施設など、様々な公的サービスを使うことができる。まずは、地元の「地域包括支援センター」に相談してほしい。介護の専門知識を持つスタッフが話を聞いてくれるよ。

 Q 職場での支援も必要ね。

 A 最近は、仕事と介護を両立するための制度も整いつつある。例えば、家族1人の介護につき、計93日間取れる介護休業だ。3回に分けて取れるので、「施設を探す」「自宅で 看取みと る」など、介護される人の状態に応じて、介護の態勢を見直す時間が取れる。休業中に支給される給付金もある。一定の条件で残業が免除される仕組みもある。

 Q でも、「いざ介護」という状況になったら、慌てちゃうかも。

 A そうならないよう、家族が元気なうちに、介護が必要になった時の暮らし方を話し合うことができればいいね。(板垣茂良)

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