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国の研究プロジェクト「チョコで若返り」調査不足…有識者が追加データ求める

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 高カカオチョコレートが脳機能の若返りに効果がある可能性を報告した国の研究プロジェクトについて、内閣府の有識者会議は8日、データが不十分な予備実験の結果だとして、「発表するのは適切でなかった」との検証結果をまとめた。一方、研究の方向性は適当と認め、データを増やすため追試するよう求めた。

 このプロジェクトは、国の大型研究支援事業「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の16プログラムの一つで、脳関連研究の一環として行われた。

 検証では、研究内容について、〈1〉チョコを食べていない被験者との比較がない〈2〉被験者の数が少なく実験期間も短い――などの問題点を指摘。発表にあたり、研究の統括者が内容をしっかり管理するとともに、内閣府のチェック体制も必要だとした。出席した、研究を統括する山川義徳プログラム・マネージャー(PM)は「ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪。共同で行ってきた製菓会社・明治との研究を中止し、改めて被験者を増やすなどして論文にする計画を示した。

 山川氏らは脳の健康度を測る指標の開発に向け、複数の企業と共同で食品などとの関連を調査。明治とともに昨年1月、カカオ含有量が多いチョコには学習機能を高めるなど「脳の若返り」効果がある可能性を発表した。だが、研究手法などについて批判が相次ぎ、同5月から有識者会議で検証していた。

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