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コラム

『私がアルビノについて調べ考えて書いた本 当事者から始める社会学』 矢吹康夫著

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『私がアルビノについて調べ考えて書いた本 当事者から始める社会学』 矢吹康夫著

 生まれつき全身の色素が欠乏している「アルビノ」である著者が、13人の当事者にインタビューをした。

 「弱視で掲示板が見えにくいと大学に訴えても改善されなかった」などと社会の無理解を指摘する人がいる一方、「特別視されたくなくて、弱視を隠した」人がいる。「困った話」の語りを避ける人もいる。

 障害は、「偏見や差別」の問題として取り上げられることが多い。そこを強調するあまり、当事者が「正義の主体」として一面的に描かれがちなことも、「当事者には抑圧的になりうる」と著者は感じている。

 (生活書院 2700円税別)

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